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折句三昧

土地を讃め 神を讃め よすがしるべの 折句うた

あかつき3号は二度佐賀に停まる

大阪府 大阪市 長崎県 佐世保市 列車詠み

寝台特急 あかつき3号 新大阪-佐世保

 名に寄せて言祝く

深々と溺るる老母 穏しき瀬 さきがけぬ今朝 彼はまだ明けず
110. しんしんと おぼるるろうぼ おだしきせ さきがけぬけさ かはまだあけず
しん しんと
  ぼるるろう 
  だしき   
  きがけぬけ 
  はまだあけず
「しんおおおさか」「させぼ」
 

 

許された13時間の逢瀬

福岡県 福岡市 大阪府 大阪市 列車詠み

特急まつかぜ4号 博多-新大阪

 名に寄せて言祝く

耳かすかすさぶる風砂たちてなお懸かる梢音はまじにゆかし
109. みみかすか すさぶるふうさ たちてなお かかるしょうおん はまじにゆかし
  みみかす   
  すさぶるふう 
 ちてな    
 かるしょう  おん
 まじにゆか  
「はかた」「しんおおさか」
 

西辺の海は厳しく美しく

大阪府 大阪市 青森県 青森市 列車詠み

寝台特急 日本海 大阪-青森

 名に寄せて言祝く

時化立つかあらぶ波かさ おおうしお 戻さばいわお凌とうちつく
108. しけだつか あらぶなみかさ おおうしお もどさばいわお りょうとうちつく
  しけだつ  
 らぶなみか 
 おうし   
 どさばいわ 
 ょうとうちつく
「あおもり」「おおさか」
 

中つ国の美し花の名いただきて

東京都 千代田区 長崎県 長崎市 列車詠み

寝台特急 さくら 東京-長崎

 名に寄せて言祝く

春の里 樹には瑞桜さかり咲き雅致もて憂き世なぎさせたまう
107. はるのさと きにはずいおう さかりさき がちもてうきよ なぎさせたまう
  はるのさ  
 にはずいお 
 かりさ   
 ちもてうき 
 ぎさせたま 
「ながさき」「とうきよう」
 

敷島の美し花の名いただきて

大阪府 大阪市 鹿児島県 鹿児島市 列車詠み

山陽・九州新幹線 さくら 新大阪-鹿児島中央

 名に寄せて言祝く

春天下 温気にすごし溺るまま咲くや人中駆く花の王
106. しゅんてんか おんきにすごし おぼるまま さくやじんちゅう かくはなのおう
  ゅんてん 
おん きにす  ごし
  ぼるま  
  くやじん ちゅう
  くはなの おう
「しんおおさか」「かごしまちゆうおう」
 

駅弁売りは歩廊に謡う

福岡県 北九州市 八幡西区 鹿児島本線

鹿児島本線 折尾駅

 言祝く

おりてしな喨々謡う音声の腹にひびけばかしわめしひとつ
105. おりてしな りょうりょううたう おんじょうの はらにひびけば かしわめしひとつ
 りてしな
 ょうりょううたう
 んじょうの
  はらにひびけば
  かしわめしひとつ
「おりお」
 

 

命数を悟りてひらく花もあり

愛媛県 松山市

愛媛県 松山市 子規のふるさと

 偲びつつ戯れる

まさりたる綴りのわざは病みてなおまさにおかしき畳机にのぼる
104. まさりたる つづりのわざは やみてなお まさにおかしき じょうきにのぼる
 さりたる
 づりのわざは
 みてなお
 さにおかしき
  じょうきにのぼる
「まつやま」