折句三昧

土地を讃め 神を讃め よすがしるべの 折句うた

2017-03-17から1日間の記事一覧

花のごと笑みあふるるや御殿山

山手線 品川駅 御殿山 慰め言祝く 國がため花はゆる庭ささげしがなおさかす花 若子らさかりし 090. くにがため はなはゆるにわ ささげしが なおさかすはな わこらさかりし 國が為花映ゆる庭捧げしが尚咲かす花若子ら盛りし くにがため はなはゆるに わ ささ…

山手線 名折りの旅のはじまり

山手線 品川駅 高輪神社 往時を偲び言祝く 汐を背になおらせたまえと願かけて若子が頼みや高輪鎮守 089. しおをせに なおらせたまえと がんかけて わこがたのみや たかなわちんじゅ 汐を背に 治らせ/名折らせ 給えと願掛けて若子が頼みや高輪鎮守 し おをせ…

あさけのも化粧上手になりぬべし

山手線 大塚駅 八犬伝 言祝く 落ち遠き翁語りは続けども禍厄の祓いは此にたちそめき 088. おちとおき おきながたりは つづけども かやくのはらいは こにたちそめき 落ち遠き翁語りは続けども禍厄の祓いは此に起ち初めき お ちとおき お きながたりは つ づけ…

博徒「隼の七」 高座では三木助を名乗る

山手線 田町駅 芝浜 言祝く 七の字が晩節かざる匠技まざとえがけば千代の芝浜 087. しちのじが ばんせつかざる たくみわざ まざとえがけば ちよのしばはま 七の字が晩節飾る匠技まざと描けば千代の芝浜 し ちのじが ば んせつかざる た くみわざ ま ざとえが…

大君の行幸を偲べど

山手線 浜松町駅 旧芝離宮恩賜庭園 偲び寂しむ 離れ宮ままにのぼりし築山の眺を愛づれど海や見えざり 086. はなれみや ままにのぼりし つきやまの ちょうをめづれど うみやみえざり 離れ宮ままに上りし築山の眺を愛づれど海や見えざり は なれみや まま にの…

姫路育ちの姫を祀る

山手線 新橋駅 C11 292号機 慰む ともがらは故郷に眠りし暮れの晩 汽笛ひびけば哀ときこえし 085. ともがらは くににねむりし くれのばん きてきひびけば あいときこえし 輩は故郷に眠りし暮れの晩 汽笛響けば哀と聞こえし ともがらは くににねむり し くれ…

地を讃めあげし流行歌

山手線 有楽町駅 1957年 そごう開店 往時をしのぶ ゆかなむとうかれし子らがラジオまねくちずさむうた耀とたかしく 084. ゆかなむと うかれしこらが らじおまね くちずさむうた ようとたかしく 行かなむと浮かれし子らがラジオ真似 口ずさむ歌耀と高しく ゆ …

日比谷入江の陸歩き

山手線 東京駅 日比谷入江を偲ぶ 遠きには打ちし潮音も聞きてしか よすがたどれば内堀にさし 083. とおきには うちししおねも ききてしか よすがたどれば うちぼりにさし 遠きには打ちし潮音も聞きてしか 縁辿れば内堀に指し と おきには う ちししおねも き…

先つ祖の英知集むる古書の街

東京都千代田区 神田神保町 言祝く 通いなん占うは無駄知を立てよ 墨書玉稿 人智の遺産 082. かよいなん うらなうはむだ ちをたてよ ぼくしょぎょっこう じんちのいさん 通いなん占うは無駄知を立てよ 墨書玉稿 人智の遺産 か よいな ん う らなうはむ だ ち…

江戸総鎮守と高楼谷の首塚

山手線 神田駅 神田明神 平将門首塚 かしこみ言祝く 丑寅を護るやしろの祈願ふだ しのばせ参らん将門公の塚 081. うしとらを まもるやしろの きがんふだ しのばせまいらん まさかどこうのつか 丑寅を護る社の祈願札 忍ばせ参らん将門公の塚 うしとらを まも…

闇市の真空管に文化は響く

山手線 秋葉原駅 言祝く 此は欧亜広く名高き文化の葉 千々に繁れば栄す街柄 080. こはおうあ ひろくなだかき ぶんかのは ちぢにしげれば さかすまちがら フル漢字 こはおう あ ひろくなだか き ぶんかの は ちぢにしげれ ば さかすまちが ら 「あきはばら」

アメ横に宣るも妙なり摩利支天

山手線 御徒町駅 アメ横 妙宣山徳大寺 言祝く 地に高き摩利支天山ちかよらば鐘も鳴らまし屋な上ゆり 079. ちにたかき まりしてんさん ちかよらば かねもならまし おくなうえゆり 地に高き摩利支天山近寄らば鐘も鳴らまし屋な上ゆり ち にたかき ま りしてん…

こいねがうふるさとの面影

東北本線 上野駅 祖を偲ぶ 憂き日にも笑みを灯せと野辺の草もんぺにかおる母をぞ思う 078. うきひにも えみをともせと のべのくさ もんぺにかおる ははをぞおもう 憂き日にも笑みを灯せと野辺の草もんぺに薫る母をぞ思う う きひにも え みをともせと の べ…

金の卵も古稀を超え

東北本線 上野駅 兄姉を偲ぶ のぼり路は襟かたきまま憂きめけど 笑みをともさばのぞく歯も映ゆ 077. のぼりじは えりかたきまま うきめけど えみをともさば のぞくはもはゆ 上り路は襟固きまま憂きめけど笑みを灯さば覗く歯も映ゆ のぼりじは えりかたきまま…

夜行列車は絶えはてて

山手線 上野駅 往時を偲ぶ うつろえど栄華は千代と残れるや名乗りなつかし北の玄関口 076. うつろえど えいがはちよと のこれるや なのりなつかし きたのげんかんぐち 移ろえど栄華は千代と残れるや名乗り懐かし北の玄関口 う つろえど え いがはちよと の …

拒みしも諾うごとくに道灌山

西日暮里 明治28年 道灌山事件 遠つ兄らに戯る 灌公の山の往にしに道わかつ 清しや独歩惜しきはなけり 075. かんこうの やまのいにしに みちわかつ きよしやどっぽ おしきはなけり 潅公の山の往にしに道分かつ 清しや独歩惜しきは無けり かんこうの やまのい…

赴けば近むめり 望めば遠むめり

山手線 西日暮里駅 日暮里 富士見坂 寂しむ 名がえにし ビルの彼方に思いつつ山見のさんぽ今やならざり 074. ながえにし びるのかなたに おもいつつ やまみのさんぽ いまやならざり フル漢字 ながえ にし びるのかなた に おもいつ つ やまみのさん ぽ いま…

龍を呑む河童の淵やぼんやりと

山手線 田端駅 田端文士村 往時を偲ぶ 文士下駄 埋み上がれば清め沙汰 室を去りなんあくた掃くとて 073. ぶんしげた うずみあがれば きよめざた むろをさりなん あくたはくとて 文士下駄 埋み上がれば清め沙汰 室を去りなん芥掃くとて ぶんしげ た うずみあ…

柳沢吉保は古今集を庭巧む

山手線 駒込駅 六義園 由緒を偲び言祝く 古今集まねびて植うる御用人めづるつつじのよしやすなわち 072. こきんしゅう まねびてううる ごようにん めづるつつじの よしやすなわち 古今集学びて植うる御用人愛づる躑躅の由や即ち こ きんしゅう ま ねびてうう…

ばばさまの暦をもどす詣で道

豊島区巣鴨 地蔵通り 言祝く 飲みおろすおみかげ札が霊験もおよばぬ皺とてへよすくよかに 071. のみおろす おみかげふだが れいげんも およばぬしわとて へよすくよかに 飲み下ろす御影札が霊験も及ばぬ皺とて経よ健よかに のみおろ す おみかげふだ が れい…