折句三昧

土地を讃め 神を讃め よすがしるべの 折句うた

2017-05-18から1日間の記事一覧

遠つ比売の彩をやどして杉ひとつ

香椎宮 綾杉 言祝く 直ぐな子の加護とこしえのしるべとそ色あざらけくたちぬ綾杉 390. すぐなこの かごとこしえの しるべとそ いろあざらけく たちぬあやすぎ 直ぐな子の加護常しえの標とそ色鮮らけく立ちぬ綾杉 すぐなこの か ごとこしえの し るべとそ い …

いさおし君とうつくし比売と 筑紫行幸に住吉の影

筑紫行宮 橿日宮 往古を偲ぶ 八重のなみ見延ぶる比売のいつく地はかしこきかたと八洲に潮染む 359. やえのなみ みのぶるひめの いつくちは かしこきかたと やしまにしおじむ または 八重のなみ見延ぶる比売の日繰る地はかしこきかたと八洲に潮染む 359-2. や…

遠つ后の香椎に住まうと養老七年

筑紫国 香椎廟 往古を偲ぶ 樫の実の一人落つれば便なきと夭后ぐしていを寝たまえり 388. かしのみの いちじんおつれば びんなきと ようごうぐして いをねたまえり 樫の実の一人落つれば便なきと夭后具して寝を寝たまえり かし のみの い ちじんおつれば び …

わたつみの髪結い初めし御島かも

筑前国 香椎宮 御島神社 息長帯比売を偲ぶ 浦は朱ぐれ頬そむる美し比売のかづらく髪はみづらにわかる 387. うらはあけ ぐれほおそむる いしひめの かづらくくしは みづらにわかる 浦は朱暮れ頬染むる美し比売の鬘く髪は美豆良に別かる う らはあけ ぐ れほお…

小碓の子 父祖に倣いて熊襲討たむと筑紫洲にたつ

筑前国 香椎宮 仲哀帝を悼む 住吉のかかる神慮としらずしていぶかる君ははかなくなられき 386. すみよしの かかるしんりょと しらずして いぶかるきみは はかなくなられき 住吉の懸かる神慮と知らずして訝る君は果無くなられき すみよしの か かるしんりょと…

馬に蹴らるるどちや絶えざる遠ちも此ちも

武蔵国総社 府中市 大國魂神社 大國魂大神に奉る ふくさなる地祇にまみゆる行き交いの馬見もたのしたまの宮なれ 385. ふくさなる ちぎにまみゆる ゆきかいの うまみもたのし たまのみやなれ ふくさなる地祇に見ゆる行き交いの馬見も楽し魂/多摩の宮なれ ふ …

葦原の醜男めでたや厄もたつ

出雲大社 大国主大神に奉る いづくにそ詣でざらむやおおやけにしろしめさるる天之御舎 384. いづくにそ もうでざらむや おおやけに しろしめさるる あめのみあらか いづくにそ詣でざらむやおおやけにしろしめさるる天之御舎 いづ くにそ も うでざらむや お…

しるべひかめく宵くらむ山の影

鹿児島本線 黒崎駅 駅前ペデストリアンデッキ 言祝く 綺羅の陽を逆方にかけし楼硝子 空中歩廊に蒼を差してき 383. きらのひを さかえにかけし ろうがらす くうちゅうほろうに あおをさしてき 綺羅の陽を逆方にかけし楼硝子 空中歩廊に蒼を差してき き らのひ…

帝国鉄道庁九州線 遠賀川-室木 明治四十一年七月一日開業

国鉄室木線 遠賀川-室木 昭和六十年四月一日廃止 偲ぶ わが居り処おんみ仮漆めくむかしいろ旧型客車や灯そあたたかき 382. わがおりが おんみにすめく むかしいろ きゅうがたきゃくしゃや ひそあたたかき わが居り処おんみ仮漆めくむかしいろ旧型客車や灯そ…

月おぼろ遠く菜の花うとましみ

筑豊電鉄 遠賀野電停 菜の花大橋あたり 言祝く 菜の花の惚気さかれば岸卉燃し墜つる夕珠そ六が岳さす 381. なのはなの のろけさかれば がんきもし おつるゆうじゅそ むつがたけさす 菜の花の惚気盛れば岸卉燃し墜つる夕珠そ六が岳差す なのはなの の ろけさ…