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折句三昧

土地を讃め 神を讃め よすがしるべの 折句うた

いにしえの遠賀潟 すめら船わけいりたる

筑豊本線 筑前垣生駅 垣生公園 埴生神社 言祝く 詣でみちかっぱも斎く神し御前うてば八幡 花のほころぶ 281. もうでみち かっぱもいつく かみしごぜ うてばはちまん はなのほころぶ 詣で道 河童も斎く神し御前打てば八幡 花の綻ぶ もうでみ ち かっぱもいつ …

二十四年か四十一年か いずれにせよ明治の架設

筑豊本線 中間駅 遠賀川橋梁 言祝く 長津辺の嵩つむ煉瓦にまみゆれば明治の汗は黒く染み沁み 280. ながつへの かさつむれんがに まみゆれば めいじのあせは くろくしみじみ 長津辺の嵩積む煉瓦に見ゆれば明治の汗は黒く染み沁み な がつへの か さつむれんが…

岩崎炭鉱 昭和三十六年 閉山

国鉄香月線 岩崎駅 偲ぶ 汽車ゆきてさかる蛍の湧きたつは美しき尾灯を恋うや掃うや 259. きしゃゆきて さかるほたるの わきたつは いしきびとうを こうやはらうや 汽車行きて盛る蛍の湧き立つは美しき尾灯を恋うや掃うや き しゃゆきて さ かるほたるの わ …

新手本坑 昭和二十九年 閉山

国鉄香月線 新手駅 偲ぶ あたらヤマの落莫知るや鉄軌にもわだち絶ゆれば錆しかりけり 258. あたらやまの らくばくしるや てっきにも わだちたゆれば さびしかりけり 可惜ヤマの落莫知るや鉄軌にも轍絶ゆれば錆しかりけり あ たらやまの ら くばくしるや て …

3/83の乗り合い列車

国鉄香月線 起点 中間駅 郷里の先つ兄を偲ぶ なじみある顔もあどなき毎の朝 汽車は香月ゆ折尾さしゆく 257. なじみある かおもあどなき まいのあさ きしゃはかつきゆ おりおさしゆく 馴染み有る顔もあどなき毎の朝 汽車は香月ゆ折尾差し行く な じみある か …

明治四十一年七月一日開業

国鉄香月線 中間-香月 昭和六十年四月一日廃止 偲ぶ 長津野は化石の洲にまみえしか西つ東つヤマの溢れき 256. ながつのは かせきのしまに まみえしか にしつひがしつ やまのあふれき 長津野は化石の洲に見えしか西つ東つヤマの溢れき な がつのは か せきの…

1971年7月5日 中間パレスボウル オープン

筑豊電鉄 筑豊中間電停 中間パレスボウル(現にしてつストア) 往時を偲ぶ かまえ立ち投ぐる玉もて宝瓶を逐せし館は知らぬ顔にます 255. かまえだち なぐるたまもて ほうびょうを ちくせしたちは しらぬかおにます 構え立ち投ぐる玉もて宝瓶を逐せし館は知ら…

花すこやかにして憂うる親心

筑豊電鉄 希望が丘高校前電停 言祝く 卉木さえうつろう逢う魔が時に若子屋下につどう駆けて電車来 250. きぼくさえ うつろうおうま がときにわこ おくかにつどう かけてでんしゃこ 卉木さえ移ろう逢う魔が時に若子屋下に集う駆けて電車来 きぼ ぼくさ え う …

水ぬるまば花さかる 皇后ゆかりの社のたもと

中間市 垣生公園 言祝く 花葉吹く無為の日和に小舟さしうしろにくぐる延壽橋かも 234. はなはぶく ぶいのひよりに こぶねさし うしろにくぐる えんじゅばしかも 花葉吹く無為の日和に小舟差し後ろに潜る延壽橋かも は なはぶく ぶ いのひよりに こ ぶねさし …

弁天橋わたれば市寸の比売の小さな祠

中間市 堀川の中間唐戸 言祝く 弁天のまねくほこらにかしこめば流れもひらく堀の唐戸か 233. べんてんの まねくほこらに かしこめば ながれもひらく ほりのからとか 弁天の招く祠に畏めば流れも開く堀の唐戸か べんてんの ま ねくほこらに か しこめば な が…

馬この皮かわらしの肌か 河童の証文 浸まざりき

中間市 堀川 伝承によせて偲ぶ わきまえし河童はひそむ律儀堀 帆もなき舟の澪や尽きじと 232. わきまえし かっぱはひそむ りちぎぼり ほもなきふねの みおやつきじと 弁えし河童は潜む律儀堀 帆も無き舟の澪や尽きじと わ きまえし か っぱはひそむ り ちぎ…

世界遺産の最寄り駅

筑豊電鉄 土手の内電停 遠賀川水源地ポンプ室 言祝く 歳ふれどなお水汲みて製鉄の冷持をになう室此処にたち 171. としふれど なおみずくみて せいてつの れいじをになう むろここにたち 歳古れど尚水汲みて製鉄の冷持を担う室此処に建ち としふれ ど なおみ…

希望の丘に風も吹きなむ

筑豊電鉄 希望が丘高校前電停 言祝く 東風はふきうれしや春暮此につどう美し若子らが笑みさかす顔 158. こちはふき うれしやしゅんぼ こにつどう うましわこらが えみさかすかお 東風は吹きうれしや春暮此に集う美し若子らが笑み咲かす顔 こ ちはふ き う れ…

扇上りの急勾配

筑豊電鉄 通谷電停 言祝く 地の底に駆け降るがまた駆け登り轟たるいさお吊り掛けノート 157. ちのそこに かけおるがまた かけのぼり ごうたるいさお つりかけのーと 地の底に駆け降るがまた駆け登り轟たる勲吊り掛けノート ちのそこ に かけおるがま た かけ…

よすがを隠した住宅街

筑豊電鉄 東中間電停 新手五坑(扇浦炭鉱) 偲ぶ 陽が落ちて閉まりしヤマのなごりなき家居ならびたる町に陽が射し 156. ひがおちて しまりしやまの なごりなき かきょならびたる まちにひがさし 陽が落ちて閉まりしヤマの名残り無き家居並びたる町に陽が射し…

ひらたひしめく堀川水運

筑豊電鉄 筑豊中間電停 堀川 川ひらた 往時を偲ぶ 地をくだり黒き宝を堀川の海路さす舟かましひらたよ 155. ちをくだり くろきたからを ほりかわの うなじさすふね かましひらたよ 地を降り黒き宝を堀川の海路さす舟囂しひらたよ ち をくだり く ろきたから…

夏休みのあのあかつきはうつつか夢か

筑豊本線 遠賀川橋梁 あかつき3号 少年期のおぼろな記憶をいぶかしむ なおくらき川辺かげのぶまつとりはあかつきかけてわたるをみたか 046. なおくらき かわべかげのぶ まつとりは あかつきかけて わたるをみたか 尚暗き川辺影伸ぶ待つ鳥はあかつき駆けて渡…

産炭地に紫山あり

中間 香月 椋枝 大辻炭鉱ボタ山 遺跡に祖を偲ぶ 嵩立つは土にあらずと聞きし山 草に埋もるか父祖がいさお名 011. かさだつは つちにあらずと ききしやま くさにうもるか ふそがいさおな 嵩立つは土にあらずと聞きし山 草に埋もるか父祖が功名 か さだつは つ…

くぐってまたいで並びかえ

筑豊本線 折尾-中間 四線区間をなつかしむ 海をさす四線のそろえ同じくも離会かさねておましましけり 007. うみをさす しせんのそろえ おなじくも りかいかさねて おましましけり 海を差す四線の揃え同じくも離会重ねて御座しましけり うみをさす しせんの…