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折句三昧

土地を讃め 神を讃め よすがしるべの 折句うた

街道わきの句々迺智さま

筑豊本線 上穂波駅 阿恵 老松神社 言祝く 道ゆきを長みあえげばほいやりと御垣にのぞく木祖神さまかも 295. みちゆきを ながみあえげば ほいやりと みかきにのぞく きのおやさまかも 道行きを長み喘げばほいやりと御垣に覗く木祖神様かも み ちゆきを な が…

源満仲、海賊純友と対峙する

筑豊本線 天道駅 天道神社 由緒を言祝く 多田つ祖は賊を討ちてん加護なれと伏してあがまうむちのひるめを 293. ただつおやは ぞくをうちてん かごなれと ふしてあがまう むちのひるめを 多田つ祖は賊を討ちてん加護なれと伏して崇まう貴の日霊を ただつおや…

へその子を半身にかくす夏越し舞

筑豊本線 鯰田駅 皇祖神社 夏越しの獅子舞 言祝く 夏越しの祭りの舞はずしやかにたのしかるらし皇母子も 289. なごししの まつりのまいは ずしやかに たのしかるらし すめらははこも 夏越しの祭りの舞はずしやかに楽しかるらし皇母子も な ごししの ま つり…

小碓命 熊襲たける筑紫洲に陣をしく

筑豊本線 筑前植木駅 御山神社 地名の由緒を言祝く 築陣の前途の武功謳われし帰営の皇子の生うすとうらし 283. ちくじんの ぜんとのぶこう うたわれし きえいのみこの おうすとうらし 築陣の前途の武功謳われし帰営の皇子の生うすとうらし ちく じんの ぜん …

いにしえの遠賀潟 すめら船わけいりたる

筑豊本線 筑前垣生駅 垣生公園 埴生神社 言祝く 詣でみちかっぱも斎く神し御前うてば八幡 花のほころぶ 281. もうでみち かっぱもいつく かみしごぜ うてばはちまん はなのほころぶ 詣で道 河童も斎く神し御前打てば八幡 花の綻ぶ もうでみ ち かっぱもいつ …

縁をむすぶは小碓命か蒲冠者か

筑豊本線 本城駅 八剣神社 由緒を言祝く 鋒先の陣しく武夫の由ありて産土ましますはるけき熱田ゆ 277. ほうせんの じんしくぶふの よしありて うぶすなまします はるけきあつたゆ 鋒先の陣敷く武夫の由在りて産土坐します遥けき熱田ゆ ほ うせんの じん しく…

おもてにはくきの海 かえりみてはさくら花

筑豊本線 藤ノ木駅 白山神社 赤島町西公園 言祝く 菊理とうのののひめごも地の花をふりみる丘か西つ赤島 274. きくりとう のののひめごも じのはなを ふりみるおかか にしつあかしま 菊理とうののの媛御も地の花を振り見る丘か西つ赤島 き くりとう の のの…

豊年満作 お粥さまのうらなうままに

筑前国 御笠郡 原田宿 筑紫神社 粥卜祭 言祝く 粥の肴は吉凶つぐるかび一朶 生えて春めくつくしの宮かも 271. かゆのなは きっきょうつぐる かびいちだ はえてはるめく つくしのみやかも 粥の肴は吉凶告ぐる黴一朶 生えて春めく土筆/筑紫の宮かも かゆのな …

皇后を慕いてありしと里名は伝う

筑前国 穂波郡 飯塚宿 曩祖八幡宮 土地名の由緒を言祝く いつしにもいづちに散れど会せむと花にやいつく曩つ祖らは 267. いつしにも いづちにちれど かいせむと はなにやいつく さきつおやらは 何時しにも何方に散れど会せむと花にや斎く/居着く/居憑く曩つ…

元宮は帆柱九合目 地域一帯の鷹見社の本宮

筑豊電鉄 穴生電停 鷹見神社 言祝く 福納むる鷹見の宮にあまたひとの伸して訪う往古なるかも 254. ふくおさむる たかみのみやに あまたひとの のしておとなう おうこなるかも 福納むる鷹見の宮に数多人の伸して訪う往古なるかも ふくおさむる たかみのみやに…

幼帝もしばくつろぐや柳御所

鹿児島本線 大里駅(現門司駅) 御所神社 慰む 出し風に斎垣こえゆく柳絮にそ君が魂つみ都路おくらむ 249. だしかぜに いかきこえゆく りゅうじょにそ きみがたまつみ みやこじおくらむ 出し風に斎垣越え行く柳絮にそ君が魂積み都路送らむ だ しかぜに い か…

草鞋をかざる小さなほこら

八幡西区 幸神 幸の神神社 猿田彦さまに奉る 先をながみ憩うほこらの軒したに替うるわらじも御諸なるめり 244. さきをながみ いこうほこらの のきしたに かうるわらじも みもろなるめり 先を長み憩う祠の軒下に替うる草鞋も御諸なるめり さ きをながみ い こ…

添うて聞きたき昔語り

八幡西区 藤田 春日神社 偲ぶ 振り建てし入魂の町をたかきより之房公も見つつあるらし 242. ふりたてし じこんのまちを たかきより ゆきふさこうも みつつあるらし 振り建てし入魂の町を高きより之房公も見つつ在るらし ふ りたてし じ こんのまちを た かき…

松寿丸 生い成る黒崎大明神

八幡西区 藤田 春日神社 言祝く 船泊てし城下のみちをたどりなば春日の宮の花そ和ぎなむ 241. ふなはてし じょうかのみちを たどりなば かすがのみやの はなそなぎなむ 船泊てし城下の道を辿りなば春日の宮の花そ和ぎなむ ふ なはてし じ ょうかのみちを た …

宿場町に遷座なされし熊の宮

黒崎 岡田神社 神日本磐余彦(かむやまといわれひこ) 言祝く 大事なす神日本なる王子御の謂われひこひく岡田宮なれ 238. だいじなす かむやまとなる おうじごの いわれひこひく おかだぐうなれ 大事為す神日本なる王子御の謂われひこ引く岡田宮なれ だ いじ…

街道筋の傘の下 赤い鳥居の猿田彦

黒崎 くまで通り商店街 興玉神 言祝く 熊手路に詣で来るたびのどちひとり興玉さまやりはつなるかも 236. くまでじに までくるたびの どちひとり おきたまさまや りはつなるかも 熊手路に詣で来る度/旅のどち一人興玉様や利発なるかも く までじに まで くる…

弁天橋わたれば市寸の比売の小さな祠

中間市 堀川の中間唐戸 言祝く 弁天のまねくほこらにかしこめば流れもひらく堀の唐戸か 233. べんてんの まねくほこらに かしこめば ながれもひらく ほりのからとか 弁天の招く祠に畏めば流れも開く堀の唐戸か べんてんの ま ねくほこらに か しこめば な が…

琵琶湖に浮かぶ姫の首

滋賀県長浜市 竹生島 都久夫須麻神社 言祝く 刎ねられし姫のこうべがおく島もうかぶ淡海やみもろしずます 216. はねられし ひめのこうべが おくしまも うかぶあうみや みもろしずます 刎ねられし姫の首が招く島も浮かぶ淡海や御諸鎮坐す はねられ し ひめの…

潮干狩る鳥居埋みしアスファルト

千葉県千葉市 稲毛浅間神社 ご祭神二柱に奉る 海や遠ち稲毛野にしば咲くはなも潮音をおもう此のににぎしさ 214. うみやおち いなげのにしば さくはなも しおねをおもう このににぎしさ 海や遠ち稲毛野に暫咲く花も潮音を思う此の賑々しさ うみやお ち いなげ…

あさけふる伊勢のひるめのすめらかみ

三重県 神宮 言祝く 御裳すすぐえにもしのぶる五十鈴川 瀬にもみそがむあねさまもうで 209. みもすすぐ えにもしのぶる いすずがわ せにもみそがむ あねさまもうで 御裳濯ぐ縁も偲ぶる五十鈴川 瀬にも禊む姐様詣で み もすすぐ え にもしのぶる い すずがわ …

おらが神の出張みやげの出雲そば

島根県 出雲大社 初霜月 羨む 敷島に祀るよろずとねんごろにあればねたまし神在月よ 187. しきしまに まつるよろずと ねんごろに あればねたまし かみありづきよ 敷島に祀る万と懇ろに在れば妬まし神在月よ し きしまに ま つるよろずと ね んごろに あれば…

厳島に斎く姫あり

広島県 安芸の宮島 厳島神社 言祝く 斎く島の比売を祀りし臈殿に汐のみつればます美く島 186. いつくしまの ひめをまつりし ろうでんに しおのみつれば ますうつくしま 斎く島の比売を祀りし臈殿に汐の満つれば益す美く島 いつくしまの ひ めをまつれる ろ …

桃太郎の原案たる鬼退治

岡山県 吉備津神社 吉備津彦命と温羅(うら) 言祝く 鬼討てば釜にうらなうやしろ名そ真金吹き吹く吉備津宮なる 185. おにうてば かまにうらなう やしろなそ まかねふきふく きびつみやなる 鬼討てば釜に占なう社名そ真金吹き吹く吉備津宮なる お にうてば …

開明のころ陸蒸気の道は海の上

山手線 田町-品川 港区三田 御田八幡神社 往時を偲び言祝く 稚児あやし詣づる清げなたおやめが鳥たつみぎわ御田八幡宮 178. ちごあやし まづるきよげな たおやめが とりたつみぎわ みたはちまんぐう 稚児あやし詣づる清げな手弱女が鳥発つ汀 御田八幡宮 ち …

夢に出でます天神さま

筑豊電鉄 新木屋瀬電停 扇天満宮 由緒に近隣の児童施設を重ねて言祝く 夢の瀬のさめてみのるや安寝の子 扇天神そいてみもりし 175. ゆめのせの さめてみのるや やすいのこ おうぎてんじん そいてみもりし 夢の瀬の覚めて実るや安寝の子 扇天神添いて見守りし…

赤間への道は渡し舟

筑豊電鉄 遠賀野電停 街道追分 興玉神社 往時を偲ぶ 降ればなお先を憂えん旅人がたよるなじみの猿田彦さま 174. ふればなお さきをうれえん たびびとが たよるなじみの さるたひこさま 降れば尚先を憂えん旅人が頼る馴染みの猿田彦様 ふればな お さきをうれ…

大水に流れ着いた祠を崇めて

筑豊電鉄 感田電停 阿高神社 由緒を偲び言祝く 水禍なき末を願える婆々さまがおさげも見つらん大楠のえだ 173. すいかなき すえをねがえる ばばさまが おさげもみつらん おおくすのえだ 水禍無き末を願える婆々様がお下げも見つらん大楠の枝 すいかなき すえ…

凱旋皇后たちあかしの森

筑豊電鉄 楠橋電停 廣旗八幡宮 往古を偲ぶ 明ケ森や祝夜とさかる万古の火すめらきさきの髪も明かすか 172. あけがもりや しゅくやとさかる ばんこのひ すめらきさきの くしもあかすか 明ケ森や祝夜と盛る万古の火 皇后の髪も明かすか あけがもりや し ゅくや…

南は山寺 元岡田宮にして元王子宮のます

筑豊電鉄 貞元電停 一宮神社 言祝く 清けきにだれ祀るやと詣でみし遠つ神代の王子の宮よ 169. さやけきに だれまつるやと もうでみし とおつかみよの おうじのみやよ 清けきに誰祀るやと詣で見し遠つ神代の王子の宮よ さ やけきに だ れまつるやと も うでみ…

よすがの知る辺 みたまの標

筑豊電鉄 穴生電停 鷹見神社 英霊碑 悼む あたら身を野辺に散らししおのこらは此の町の子よ吾が兄御前よ 160. あたらみを のべにちらしし おのこらは このまちのこよ わがあにごぜよ 可惜身を野辺に散らしし男らは此の町の子よ吾が兄御前よ あ たらみを の …

ひもろぎいわさか遺る元王子神社

筑豊電鉄 熊西電停 一宮神社 伝承を偲び言祝く 久遠だち詣でる后も にびのたま敷くひもろぎにいわれ偲ぶや 153. くおんだち までるきさきも にびのたま しくひもろぎに いわれしのぶや 久遠経ち詣でる后も鈍の玉敷く神籬に謂れ偲ぶや く おんだち ま でるき…

威圧交渉もただは譲らず

大国主 国譲りと出雲大社 言祝く おしげなく恩地くださる国ゆずり 額もみあおぐ神居をえたり 137. おしげなく おんちくださる くにゆずり ぬかもみあおぐ しんきょをえたり 惜しげ無く恩地下さる国譲り 額も見仰ぐ神居を得たり お しげなく お んちくださる …

山手線 名折りの旅のはじまり

山手線 品川駅 高輪神社 往時を偲び言祝く 汐を背になおらせたまえと願かけて若子が頼みや高輪鎮守 089. しおをせに なおらせたまえと がんかけて わこがたのみや たかなわちんじゅ 汐を背に 治らせ/名折らせ 給えと願掛けて若子が頼みや高輪鎮守 し おをせ…

江戸総鎮守と高楼谷の首塚

山手線 神田駅 神田明神 平将門首塚 かしこみ言祝く 丑寅を護るやしろの祈願ふだ しのばせ参らん将門公の塚 081. うしとらを まもるやしろの きがんふだ しのばせまいらん まさかどこうのつか 丑寅を護る社の祈願札 忍ばせ参らん将門公の塚 うしとらを まも…

三指にもれぬ酉の市

新宿総鎮守 花園神社 言祝く 熊手咲く人まぶく見ゆ宵の辻 奉納提灯おごりて明かし 065. くまでさく ひとまぶくみゆ よいのつじ ほうのうちょうちん おごりてあかし フル漢字 くまでさ く ひとまぶくみ ゆ よいのつ じ ほうのうちょうち ん おごりてあか し …

初詣賑わう明治神宮

山手線 原宿駅 明治神宮 かしこみ言祝く つごもりは暮れて夜すがらにぎしつじ人むれと見ゆひととせの幕 063. つごもりは くれてよすがら にぎしつじ ひとむれとみゆ ひととせのまく 晦日は暮れて夜すがら賑し辻人群れと見ゆ一年の幕 つごもり は くれてよす…

目黒川の水難さけて丘にます

大崎鎮守 居木神社 由緒を言祝く 丘はらにおわすやしろのさきがけは雉子ノ宮とそゆるぎ橋に聞く 058. おかはらに おわすやしろの さきがけは きじのみやとそ ゆるぎばしにきく 丘腹に御座す社の魁は雉子ノ宮とそ居木橋に聞く お かはらに お わすやしろの さ…

江戸城の鬼門を守る神やしろ

平成27年 神田明神遷座400年にことよせて 一乃宮 大己貴さま 二乃宮 少彦名さまを言祝く おさめ鉾おきて語らひなすきずな結び紐とく地を国となす 三乃宮 平将門さまを言祝く 国が獅子美鬣いさおな牙貌なり爪は捕り方鉤は狩り方 大己貴さまの説話を言祝く 陸…

榊内侍は平家の姫なれ

永犬丸 榊姫神社 言祝く 隠らるる姫がこいざまおみなこのこしけのやまいすくわせたまえ 013. かくらるる ひめがこいざま おみなこの こしけのやまい すくわせたまえ 隠らるる姫が請いざま女子の帯下の病救わせたまえ かくらる る ひめがこいざ ま おみなこ …

牛頭天はわれのことかと須賀の神

小倉 八坂神社 祇園祭 言祝く 夏まてば八坂祇園の鉦太鼓 打てば猛しく灼けよむなばら 010. なつまてば やさかぎおんの かねたいこ うてばたけしく やけよむなばら 夏待てば八坂祇園の鉦太鼓 打てば猛しく灼けよ胸腹 なつまてば やさかぎおんの かねたい こ …