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折句三昧

土地を讃め 神を讃め よすがしるべの 折句うた

東京都

高井戸宿は遠かりき

内藤新宿 縁起 祖を偲び言祝く 道とおくわずらいおぼゆ甲州路 民のせいがん駅とひらけし 031. みちとおく わずらいおぼゆ こうしゅうじ たみのせいがん えきとひらけし 道遠く煩い覚ゆ甲州路 民の請願 駅と開けし みちとお く わずらいおぼ ゆ こうしゅう じ…

江戸城の鬼門を守る神やしろ

平成27年 神田明神遷座400年にことよせて 一乃宮 大己貴さま 二乃宮 少彦名さまを言祝く おさめ鉾おきて語らひなすきずな結び紐とく地を国となす 三乃宮 平将門さまを言祝く 国が獅子美鬣いさおな牙貌なり爪は捕り方鉤は狩り方 大己貴さまの説話を言祝く 陸…

ふるさとは親の情けとおぼえけり

日本国 首都 東京 世の親と子を思う 時うれば憂き世ふりすて郷里へとよらせたまえと姥はねがえど 023. ときうれば うきよふりすて きょうりへと よらせたまえと うばはねがえど 時得れば憂き世振り捨て郷里へと寄らせ給えと姥は願えど と きうれば う きよふ…

お玉ヶ池に身を捧ぐ

総武線 秋葉原駅 岩本町 お玉ヶ池種痘所 往時を偲び後世を言祝く 姉が池 奇患克する白眉たち万禍ふみこす蘭学のすえ 022. あねがいけ きかんこくする はくびたち ばんかふみこす らんがくのすえ 姉が池 奇患克する白眉立ち万禍踏み越す蘭学の末 あ ねがいけ …

気好しの雛は血をつなぎ

山手線 鶯谷駅 根岸の古庵を偲ぶ 歌うたう人も召しあぐ肺やまい雛ほととぎす馴れぬあいだに 021. うたうたう ひともめしあぐ はいやまい ひなほととぎす なれぬあいだに 歌詠う人も召し上ぐ肺病 雛 杜鵑 / 不如帰 / 子規 馴れぬ間に うたうた う ひともめし…

飛ぶ鳥おとす狩り手の鑑

寝台特急 はやぶさ 東京-西鹿児島 名によせて猛禽を言祝く 飛び来ざま討ちし鉤あし禽夜叉児 黄泉おくりしか穿ちほふるに 018. とびきざま うちしかぎあし きんやしゃご よみおくりしか うがちほふるに 飛び来様討ちし鉤足禽夜叉児 黄泉送りしか穿ち屠るに …

北斎の描きもらし

寝台特急 富士 東京-西鹿児島 名によせて名峰を言祝く 参らせと衆生いざなう御粧雪 四海にはえよ日本の威峰 017. まいらせと しゅじょういざなう ごしょうゆき しかいにはえよ にほんのいほう 参らせと衆生誘う御粧雪 四海に映 / 栄えよ日本の威峰 ま いら…

逃げ馬はケヤキの糧と果てにけり

府中 東京競馬場 言祝く 伏しおる知謀が駒も行き初むか馬影かくるる欅のむこう 012. ふくしおる ちぼうがこまも ゆきそむか うまかげかくるる けやきのむこう 伏し居る知謀が駒も行き初むか馬影隠るる欅の向こう ふ くしおる ち ぼうがこまも ゆ きそむか う…

仇討ちなって腹を召す

品川 泉岳寺 赤穂義士を偲ぶ 首級あげ名をうる義士が涯のはて わかつ境は木戸の高輪 003. しるしあげ なをうるぎしが がいのはて わかつさかいは きどのたかなわ 首級挙げ名を得る義士が涯の果て分かつ境は木戸の高輪 し るしあげ な をうるぎしが が いのは…

いまはむかし刑たまわりき

池袋 巣鴨プリズン(現サンシャインシティ) かつての東京拘置所に近つ祖を偲ぶ いまはむかし刑たまわりし武のかたも国ながむるか楼たかきより 002. いまはむかし けいたまわりし ぶのかたも くにながむるか ろうたかきより 今は昔刑賜わりし武の方も国眺む…