折句三昧

土地を讃め 神を讃め よすがしるべの 折句うた

東京都

大久保卿の謀りごと

東京 縁起 由緒を偲び、「東京」を著書に顕した佐藤信淵翁、江戸改称を建言した大久保利通卿を言祝く 時に文政謳いし思家の記する名を由と纏える美し都よ 033. ときにぶんせい うたいししかの きするなを よしとまとえる うましみやこよ 時に文政謳いし思家…

高井戸宿は遠かりき

内藤新宿 縁起 祖を偲び言祝く 道とおくわずらいおぼゆ甲州路 民のせいがん駅とひらけし 031. みちとおく わずらいおぼゆ こうしゅうじ たみのせいがん えきとひらけし 道遠く煩い覚ゆ甲州路 民の請願 駅と開けし みちとお く わずらいおぼ ゆ こうしゅう じ…

江戸城の鬼門を守る神やしろ

平成27年 神田明神遷座400年にことよせて 一乃宮 大己貴さま 二乃宮 少彦名さまを言祝く おさめ鉾おきて語らひなすきずな結び紐とく地を国となす 三乃宮 平将門さまを言祝く 国が獅子美鬣いさおな牙貌なり爪は捕り方鉤は狩り方 大己貴さまの説話を言祝く 陸…

ふるさとは親の情けとおぼえけり

日本国 首都 東京 世の親と子を思う 時うれば憂き世ふりすて郷里へとよらせたまえと姥はねがえど 023. ときうれば うきよふりすて きょうりへと よらせたまえと うばはねがえど 時得れば憂き世振り捨て郷里へと寄らせ給えと姥は願えど と きうれば う きよふ…

お玉ヶ池に身を捧ぐ

総武線 秋葉原駅 岩本町 お玉ヶ池種痘所 往時を偲び後世を言祝く 姉が池 奇患克する白眉たち万禍ふみこす蘭学のすえ 022. あねがいけ きかんこくする はくびたち ばんかふみこす らんがくのすえ 姉が池 奇患克する白眉立ち万禍踏み越す蘭学の末 あ ねがいけ …

気好しの雛は血をつなぎ

山手線 鶯谷駅 根岸の古庵を偲ぶ 歌うたう人も召しあぐ肺やまい雛ほととぎす馴れぬあいだに 021. うたうたう ひともめしあぐ はいやまい ひなほととぎす なれぬあいだに 歌詠う人も召し上ぐ肺病 雛 杜鵑 / 不如帰 / 子規 馴れぬ間に うたうた う ひともめし…

飛ぶ鳥おとす狩り手の鑑

寝台特急 はやぶさ 東京-西鹿児島 名によせて猛禽を言祝く 飛び来ざま討ちし鉤あし禽夜叉児 黄泉おくりしか穿ちほふるに 018. とびきざま うちしかぎあし きんやしゃご よみおくりしか うがちほふるに 飛び来様討ちし鉤足禽夜叉児 黄泉送りしか穿ち屠るに …

北斎の描きもらし

寝台特急 富士 東京-西鹿児島 名によせて名峰を言祝く 参らせと衆生いざなう御粧雪 四海にはえよ日本の威峰 017. まいらせと しゅじょういざなう ごしょうゆき しかいにはえよ にほんのいほう 参らせと衆生誘う御粧雪 四海に映 / 栄えよ日本の威峰 ま いら…

逃げ馬はケヤキの糧と果てにけり

府中 東京競馬場 言祝く 伏しおる知謀が駒も行き初むか馬影かくるる欅のむこう 012. ふくしおる ちぼうがこまも ゆきそむか うまかげかくるる けやきのむこう 伏し居る知謀が駒も行き初むか馬影隠るる欅の向こう ふ くしおる ち ぼうがこまも ゆ きそむか う…

仇討ちなって腹を召す

品川 泉岳寺 赤穂義士を偲ぶ 首級あげ名をうる義士が涯のはて わかつ境は木戸の高輪 003. しるしあげ なをうるぎしが がいのはて わかつさかいは きどのたかなわ 首級挙げ名を得る義士が涯の果て分かつ境は木戸の高輪 し るしあげ な をうるぎしが が いのは…

いまはむかし刑たまわりき

池袋 巣鴨プリズン(現サンシャインシティ) かつての東京拘置所に近つ祖を偲ぶ いまはむかし刑たまわりし武のかたも国ながむるか楼たかきより 002. いまはむかし けいたまわりし ぶのかたも くにながむるか ろうたかきより 今は昔刑賜わりし武の方も国眺む…