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折句三昧

土地を讃め 神を讃め よすがしるべの 折句うた

うずのはしらの月読さまもけぶたかろ

田川市 石炭記念公園 炭坑節 言祝く やぐら裾に輪なす着付けの柄もつむ炭坑節や月も見るらし 300. やぐらすそに わなすきつけの がらもつむ たんこうぶしや つきもみるらし 櫓裾に輪為す着付けの柄も集む炭坑節や月も見るらし やぐらすそに わ なすきつけの …

都合よきおみなのごとく 一ノ岳

福岡県 田川郡 香春町 香春岳 慰む 剥かれてはかしろき肉をわけてしか礼誼かさぬるだけ影ほそめ 299. むかれては かしろきししを わけてしか らいぎかさぬる だけかげほそめ 剥かれてはか白き肉を分けてしか礼誼重ぬるだけ影細め むかれては か しろきししを…

尻を頭に機を回す

筑豊本線 原田駅 機回し線 往時を偲ぶ 歩廊ゆりしばしのあいだながめつる橙機関車はすげかわるらし 298. ほろうゆり しばしのあいだ ながめつる だいきかんしゃは すげかわるらし 歩廊ゆり暫しの間眺めつる橙機関車はすげかわるらし ほろうゆり しばしのあい…

送電鉄塔ならびたつ里は宿場町

筑豊本線 筑前山家駅 冷水隧道 言祝く 駅宿の幕間をゆく闇六里 喘下緑なす筑紫里原 297. えきしゅくの まくあいをゆく やみろくり ぜんかろくなす ちくしさとばら 駅宿の幕間を行く闇六里 喘下緑なす筑紫里原 え きしゅくの ま くあいをゆく や みろくり ぜ…

汽車呑めばあぎとに垂るる冷し水

筑豊本線 筑前内野駅 冷水峠 言祝く 馳駆したる漸駈の火車のうめきまし頂破なさむと祈ます冷水 296. ちくしたる ぜんくのかしゃの うめきまし ちょうはなさむと のますひやみず 馳駆したる漸駈の火車の呻きまし頂破なさむと祈ます冷水 ちく したる ぜん くの…

街道わきの句々迺智さま

筑豊本線 上穂波駅 阿恵 老松神社 言祝く 道ゆきを長みあえげばほいやりと御垣にのぞく木祖神さまかも 295. みちゆきを ながみあえげば ほいやりと みかきにのぞく きのおやさまかも 道行きを長み喘げばほいやりと御垣に覗く木祖神様かも み ちゆきを な が…

いにしえの寿命大夫の色好み

筑豊本線 桂川駅 王塚古墳 言祝く 泉下にも色い五つなる化粧塚 つかさ隠れの遠つ比良坂 294. せんかにも いろいいつなる けわいづか つかさがくれの とおつひらさか 泉下にも色い五つなる化粧塚 丘隠れの遠つ比良坂 せん かにも い ろいいつなる け わいづか…

源満仲、海賊純友と対峙する

筑豊本線 天道駅 天道神社 由緒を言祝く 多田つ祖は賊を討ちてん加護なれと伏してあがまうむちのひるめを 293. ただつおやは ぞくをうちてん かごなれと ふしてあがまう むちのひるめを 多田つ祖は賊を討ちてん加護なれと伏して崇まう貴の日霊を ただつおや…

棄て石の燻りは絶えて草化粧

筑豊本線 飯塚駅 筑豊富士(旧住友忠隈炭鉱ボタ山) 言祝く 汽車路のいきかいに見えいづる峰に父母ただ隈なく思ほゆ 292. きしゃみちの いきかいにみえ いづるみねに かそいろはただ くまなくおもほゆ 汽車路の行き交いに見え出づる峰に父母只隈無く思ほゆ …

花冷えてわらしやさかる櫨の山

筑豊本線 新飯塚駅 勝盛公園 言祝く いつし世も勝盛に筒井筒つれ率てくるすえよ神慈あれかし 291. いつしよも かつもりにつつ いづつつれ いてくるすえよ しんじあれかし 何時し世も勝盛に筒井筒連れ率て来る末よ神慈有れかし いつしよも か つもりにつつ い…

太賀吉翁のささげもの

筑豊本線 浦田駅 旌忠公園 忠霊塔 悼む 國がため斃れし兄御の礼塔をうたてみ高雄の花そ色こき 290. くにがため たおれしあにごの らいとうを うたてみたかおの はなそいろこき 國が為斃れし兄御の礼塔をうたてみ高雄の花そ色濃き くにがため た おれしあにご…

へその子を半身にかくす夏越し舞

筑豊本線 鯰田駅 皇祖神社 夏越しの獅子舞 言祝く 夏越しの祭りの舞はずしやかにたのしかるらし皇母子も 289. なごししの まつりのまいは ずしやかに たのしかるらし すめらははこも 夏越しの祭りの舞はずしやかに楽しかるらし皇母子も な ごししの ま つり…

中つ国にのこされし アルコふたかまのひとつ

筑豊本線 小竹駅 小竹町民グラウンド 保存機 アルコ23号 偲び慰む 黒衣づく炭鉱線は煙とたえアルコのひとつ寂びしおかるる 288. こくいづく たんこうせんは けむとたえ あるこのひとつ さびしおかるる 黒衣付く炭鉱線は煙と絶えアルコの一つ寂びし/錆し置か…

貝島太助 立志のはじめ 大之浦炭鉱は宮田にあり

筑豊本線 勝野駅 旧宮田線起点駅 わずかに遺る遺構に偲ぶ 貝島の束石さして延ばしたる宮田の橋のひとつ晒りおり 287. かいじまの つかいしさして のばしたる みやだのはしの ひとつさりおり 貝島の束石指して延ばしたる宮田の橋の一つ晒り居り か いじまの …

ヤマの鉄路の蒸機御殿

筑豊本線 直方駅 旧直方機関区 往時を偲ぶ のぞみてはおおしき火車の伽藍よりたなびくけむもにおう遠ちかも 286. のぞみては おおしきかしゃの がらんより たなびくけむも におうおちかも 望みては雄々しき火車の伽藍より棚引く煙も匂う遠ちかも の ぞみては…

ディーゼルのねぐら 今は商業施設ならぶ

筑豊本線 新入駅 旧直方気動車区 往時を偲ぶ めぐらせしヤマの支線に縁を結う気動車あまた夜を憩いけり 285. めぐらせし やまのしせんに えにをゆう きどうしゃあまた よをいこいけり 巡らせしヤマの支線に縁を結う気動車数多夜を憩いけり めぐらせ し やま…

日本武尊 神武帝ゆかりの筑紫洲に立つ

筑前国 鞍手郡 植木村(現直方市植木) 往古を偲ぶ 筑紫洲に熊襲猛れば小碓とう磐余彦がすえ陣をかまえき 284. つくししまに くまそたければ おうすとう いわれひこがすえ じんをかまえき 筑紫洲に熊襲猛れば小碓とう磐余彦が末陣を構えき つくししまに くま…

小碓命 熊襲たける筑紫洲に陣をしく

筑豊本線 筑前植木駅 御山神社 地名の由緒を言祝く 築陣の前途の武功謳われし帰営の皇子の生うすとうらし 283. ちくじんの ぜんとのぶこう うたわれし きえいのみこの おうすとうらし 築陣の前途の武功謳われし帰営の皇子の生うすとうらし ちく じんの ぜん …

享年四十七 大正八年生まれの貨物支線

筑豊本線 鞍手駅 旧小牧信号場-筑前中山 貨物支線 往時を偲ぶ ヤマたちて汽車もかたわら駆くと聞く中山の日は遠ちに暮れ果て 282. やまたちて きしゃもかたわら かくときく なかやまのひは おちにくれはて ヤマ立ちて汽車も傍ら駆くと聞く中山の日は遠ちに…

いにしえの遠賀潟 すめら船わけいりたる

筑豊本線 筑前垣生駅 垣生公園 埴生神社 言祝く 詣でみちかっぱも斎く神し御前うてば八幡 花のほころぶ 281. もうでみち かっぱもいつく かみしごぜ うてばはちまん はなのほころぶ 詣で道 河童も斎く神し御前打てば八幡 花の綻ぶ もうでみ ち かっぱもいつ …

二十四年か四十一年か いずれにせよ明治の架設

筑豊本線 中間駅 遠賀川橋梁 言祝く 長津辺の嵩つむ煉瓦にまみゆれば明治の汗は黒く染み沁み 280. ながつへの かさつむれんがに まみゆれば めいじのあせは くろくしみじみ 長津辺の嵩積む煉瓦に見ゆれば明治の汗は黒く染み沁み な がつへの か さつむれんが…

堀川になれなかった川辺に殉職工を慰む石仏

筑豊本線 東水巻駅 羅漢川 石仏 言祝く 引く堀が枝路をたどれば見えし出ず団居ときなきとぶらい羅漢 279. ひくほりが しろをたどれば みえしいず まといときなき とぶらいらかん 引く堀が枝路を辿れば見えし出ず団居時無き弔い羅漢 ひ くほり が し ろをたど…

大八洲 立体交差の濫觴は筑前国にあり

筑豊本線 折尾駅 過ぎし日を偲ぶ 屋を駆く立体交差のおはしらの籬下の壁画そおかしやかなる 278. おくをかく りったいこうさの おはしらの りかのへきがそ おかしやかなる 屋を駆く立体交差の御柱の籬下の壁画そおかしやかなる お くをかく り ったいこうさ…

縁をむすぶは小碓命か蒲冠者か

筑豊本線 本城駅 八剣神社 由緒を言祝く 鋒先の陣しく武夫の由ありて産土ましますはるけき熱田ゆ 277. ほうせんの じんしくぶふの よしありて うぶすなまします はるけきあつたゆ 鋒先の陣敷く武夫の由在りて産土坐します遥けき熱田ゆ ほ うせんの じん しく…

后は嘆声 熊鰐は冷や汗

筑豊本線 二島駅 江川 魚鳥池 往古を偲ぶ 干る潮の祟れば熊鰐の神供なす まかなし鳥よ魚よつどわな 276. ふるしおの たたればわにの じんぐなす まかなしとりよ さかなよつどわな 干る潮の祟れば熊鰐の神供なす まかなし鳥よ魚よ集わな ふ るしおの た たれ…

舟券やぶれば千々に舞う 夢と日銭のなれのはて

筑豊本線 奥洞海駅 若松競艇場 言祝く 一艇のカウルも跳ぬる轟きよ くきのみなもにおびそ白起つ 275. いっていの かうるもはぬる どどめきよ くきのみなもに おびそしらだつ 一艇のカウルも跳ぬる轟きよ 洞の水面に帯そ白起つ い っていの かう るもはぬる …

おもてにはくきの海 かえりみてはさくら花

筑豊本線 藤ノ木駅 白山神社 赤島町西公園 言祝く 菊理とうのののひめごも地の花をふりみる丘か西つ赤島 274. きくりとう のののひめごも じのはなを ふりみるおかか にしつあかしま 菊理とうののの媛御も地の花を振り見る丘か西つ赤島 き くりとう の のの…

真黒の山 わたつみのそなえもの

北九州市 若松港 往時を偲ぶ 九十九づく真黒のたまをかきつめばわたのはらさし澪そしばたつ 273. つくもづく まくろのたまを かきつめば わたのはらさし みおそしばたつ 九十九付く真黒の珠を掻き集めば海原指し澪そ暫立つ つ くもづく ま くろのたまを か …

わだちのこすは筑前のみ 豊前は通わず

筑豊本線 若松-原田 言祝く 渡らゆる貨車に祀るは真黒なる艶ぶる生肌 祝かゆる木骸 272. わたらゆる かしゃにまつるは まくろなる つやぶるきはだ ほかゆるこむくろ 渡らゆる貨車に祀るは真黒なる艶振る生肌 祝かゆる木骸 わ たらゆる か しゃにまつる は …

豊年満作 お粥さまのうらなうままに

筑前国 御笠郡 原田宿 筑紫神社 粥卜祭 言祝く 粥の肴は吉凶つぐるかび一朶 生えて春めくつくしの宮かも 271. かゆのなは きっきょうつぐる かびいちだ はえてはるめく つくしのみやかも 粥の肴は吉凶告ぐる黴一朶 生えて春めく土筆/筑紫の宮かも かゆのな …

行く方はるか まずは慌つな 腹ごしらえ

筑前国 御笠郡 原田宿 名物 はらふと餅 言祝く はらのみの留守そおんみの大事なる はみ鎮めてむはらふとさまもて 270. はらのみの るすそおんみの だいじなる はみしずめてむ はらふとさまもて 腹の実の留守そ御身の大事なる食み鎮めてむはらふと様以て は …

道はふたまた 身はひとつ 惑いやふかき 辻の追分

筑前国 御笠郡 山家宿 言祝く 宿ひとつまかりて道のえだわかれ日田な薩摩なまねく追分 269. やどひとつ まかりてみちの えだわかれ ひたなさつまな まねくおいわけ 宿一つ罷りて道の枝分かれ日田な薩摩な招く追分 や どひとつ ま かりてみちの え だわかれ …

妻を亡くして八十余年

筑前国 穂波郡 内野宿 内野の大銀杏 言祝く 堂守のやもめいちもち大銀杏しとねしきしく秋そ寂しき 268. どうもりの やもめいちもち おおいちょう しとねしきしく あきそさびしき 堂守のやもめ逸物 大銀杏 褥 頻敷く秋そ寂しき どうもり の やもめいちも ち …

皇后を慕いてありしと里名は伝う

筑前国 穂波郡 飯塚宿 曩祖八幡宮 土地名の由緒を言祝く いつしにもいづちに散れど会せむと花にやいつく曩つ祖らは 267. いつしにも いづちにちれど かいせむと はなにやいつく さきつおやらは 何時しにも何方に散れど会せむと花にや斎く/居着く/居憑く曩つ…

舟運さかえし 鞍手の宿場

筑前国 鞍手郡 木屋瀬宿 宿場踊り 言祝く 古態なる矢止めの町の軒ならび背子は手を掻く笠御はめぐる 266. こたいなる やどめのまちの のきならび せこはてをかく かさごはめぐる 古態なる矢止めの町の軒並び背子は手を掻く笠御は巡る こ たいなる や どめの…

明治六年に改姓 贈従五位 宇都宮正顕

筑前国 遠賀郡 黒崎宿 旅籠 櫻屋 櫻屋主人 古海東四郎を偲ぶ 公卿にも楼に宿りし櫻屋は勤皇あつみ正と顕る 265. くぎょうにも ろうにやどりし さくらやは きんのうあつみ まさとあらわる 公卿にも楼に宿りし櫻屋は勤皇厚み正と顕る く ぎょうにも ろ うにや…

勤皇の志士 御用達の旅籠

筑前国 遠賀郡 黒崎宿 旅籠 櫻屋 偲ぶ 一新の國のあしたの論つはき櫻の宿は霧ふかめけむ 264. いっしんの くにのあしたの ろんつはき さくらのやどは きりふかめけむ 一新の國の明日/朝の論唾吐き櫻の宿は霧深めけむ いっしんの く にのあしたの ろ んつはき…

もとむるは砂糖の甘みか島のかたちか

豊前国 企救郡 長崎街道 起点 常盤橋 伊能忠敬翁を偲ぶ 島嶼めぐりきわ踏むひともしばいこい企救の初日を迎えけむかも 263. とうしょめぐり きわふむひとも しばいこい きくのはつひを むかえけむかも 島嶼巡り際踏む人も暫憩い企救の初日を迎えけむかも と …

遠賀郡一宿 鞍手郡一宿 穂波郡二宿 御笠郡二宿

長崎街道 筑前六宿 遠賀郡黒崎宿から御笠郡原田宿まで 言祝く 夢寐うつつ新菓珍味の愉絶ほしみ含みてしかと道の神たたく 262. むびうつつ しんかちんみの ゆぜつほしみ くくみてしかと ちのかみたたく 夢寐現 新菓珍味の愉絶欲しみ含みてしかと道の神叩く む…

昭和四十三年 大辻炭鉱 閉山

国鉄香月線 終点 香月駅 偲ぶ 貨車群をつれて野面さし汽車はゆく古き宿場のわきをかすめて 260. かしゃむらを つれてのぶさし きしゃはゆく ふるきしゅくばの わきをかすめて 貨車群を連れて野面差し汽車は行く古き宿場の脇を掠めて か しゃむらを つ れての…

岩崎炭鉱 昭和三十六年 閉山

国鉄香月線 岩崎駅 偲ぶ 汽車ゆきてさかる蛍の湧きたつは美しき尾灯を恋うや掃うや 259. きしゃゆきて さかるほたるの わきたつは いしきびとうを こうやはらうや 汽車行きて盛る蛍の湧き立つは美しき尾灯を恋うや掃うや き しゃゆきて さ かるほたるの わ …

新手本坑 昭和二十九年 閉山

国鉄香月線 新手駅 偲ぶ あたらヤマの落莫知るや鉄軌にもわだち絶ゆれば錆しかりけり 258. あたらやまの らくばくしるや てっきにも わだちたゆれば さびしかりけり 可惜ヤマの落莫知るや鉄軌にも轍絶ゆれば錆しかりけり あ たらやまの ら くばくしるや て …

3/83の乗り合い列車

国鉄香月線 起点 中間駅 郷里の先つ兄を偲ぶ なじみある顔もあどなき毎の朝 汽車は香月ゆ折尾さしゆく 257. なじみある かおもあどなき まいのあさ きしゃはかつきゆ おりおさしゆく 馴染み有る顔もあどなき毎の朝 汽車は香月ゆ折尾差し行く な じみある か …

明治四十一年七月一日開業

国鉄香月線 中間-香月 昭和六十年四月一日廃止 偲ぶ 長津野は化石の洲にまみえしか西つ東つヤマの溢れき 256. ながつのは かせきのしまに まみえしか にしつひがしつ やまのあふれき 長津野は化石の洲に見えしか西つ東つヤマの溢れき な がつのは か せきの…

1971年7月5日 中間パレスボウル オープン

筑豊電鉄 筑豊中間電停 中間パレスボウル(現にしてつストア) 往時を偲ぶ かまえ立ち投ぐる玉もて宝瓶を逐せし館は知らぬ顔にます 255. かまえだち なぐるたまもて ほうびょうを ちくせしたちは しらぬかおにます 構え立ち投ぐる玉もて宝瓶を逐せし館は知ら…

元宮は帆柱九合目 地域一帯の鷹見社の本宮

筑豊電鉄 穴生電停 鷹見神社 言祝く 福納むる鷹見の宮にあまたひとの伸して訪う往古なるかも 254. ふくおさむる たかみのみやに あまたひとの のしておとなう おうこなるかも 福納むる鷹見の宮に数多人の伸して訪う往古なるかも ふくおさむる たかみのみやに…

花すこやかにして憂うる親心

筑豊電鉄 希望が丘高校前電停 言祝く 卉木さえうつろう逢う魔が時に若子屋下につどう駆けて電車来 250. きぼくさえ うつろうおうま がときにわこ おくかにつどう かけてでんしゃこ 卉木さえ移ろう逢う魔が時に若子屋下に集う駆けて電車来 きぼ ぼくさ え う …

幼帝もしばくつろぐや柳御所

鹿児島本線 大里駅(現門司駅) 御所神社 慰む 出し風に斎垣こえゆく柳絮にそ君が魂つみ都路おくらむ 249. だしかぜに いかきこえゆく りゅうじょにそ きみがたまつみ みやこじおくらむ 出し風に斎垣越え行く柳絮にそ君が魂積み都路送らむ だ しかぜに い か…

薩摩さす軌条400粁

鹿児島本線 門司港駅 言祝く 廻りの而後くくりゆく構廊に打ちたつ標そ零哩をのらす 248. もとおりの じごくくりゆく こうろうに うちたつしるべそ れいりをのらす 廻りの而後潜り行く構廊に打ち立つ標そ零哩を宣らす も とおりの じ ごくくりゆく こ うろう…

緑青葺く海ぎわの重要文化財

鹿児島本線 門司港駅 言祝く モダンとう時宜にそぐわぬこしらえもうべみいれたる駅の旧さよ 247. もだんとう じぎにそぐわぬ こしらえも うべみいれたる えきのふるさよ モダンとう時宜にそぐわぬ拵えも宜見入れたる駅の旧さよ も だんとう じ ぎにそぐわぬ …