折句三昧

土地を讃め 神を讃め よすがしるべの 折句うた

筑豊電鉄

月おぼろ遠く菜の花うとましみ

筑豊電鉄 遠賀野電停 菜の花大橋あたり 言祝く 菜の花の惚気さかれば岸卉燃し墜つる夕珠そ六が岳さす 381. なのはなの のろけさかれば がんきもし おつるゆうじゅそ むつがたけさす 菜の花の惚気盛れば岸卉燃し墜つる夕珠そ六が岳差す なのはなの の ろけさ…

1971年7月5日 中間パレスボウル オープン

筑豊電鉄 筑豊中間電停 中間パレスボウル(現にしてつストア) 往時を偲ぶ かまえ立ち投ぐる玉もて宝瓶を逐せし館は知らぬ顔にます 255. かまえだち なぐるたまもて ほうびょうを ちくせしたちは しらぬかおにます 構え立ち投ぐる玉もて宝瓶を逐せし館は知ら…

元宮は帆柱九合目 地域一帯の鷹見社の本宮

筑豊電鉄 穴生電停 鷹見神社 言祝く 福納むる鷹見の宮にあまたひとの伸して訪う往古なるかも 254. ふくおさむる たかみのみやに あまたひとの のしておとなう おうこなるかも 福納むる鷹見の宮に数多人の伸して訪う往古なるかも ふくおさむる たかみのみやに…

花すこやかにして憂うる親心

筑豊電鉄 希望が丘高校前電停 言祝く 卉木さえうつろう逢う魔が時に若子屋下につどう駆けて電車来 250. きぼくさえ うつろうおうま がときにわこ おくかにつどう かけてでんしゃこ 卉木さえ移ろう逢う魔が時に若子屋下に集う駆けて電車来 きぼ ぼくさ え う …

従四位の宿帳

筑豊電鉄 木屋瀬電停 長崎街道 広南従四位白象 偲ぶ 舶来の背白き象も軒ゆらし宿にくつろぐ古道の夜か 176. はくらいの せしろきぞうも のきゆらし やどにくつろぐ こどうのよるか 舶来の背白き象も軒揺らし宿に寛ぐ古道の夜か はくらいの せ しろきぞうも …

夢に出でます天神さま

筑豊電鉄 新木屋瀬電停 扇天満宮 由緒に近隣の児童施設を重ねて言祝く 夢の瀬のさめてみのるや安寝の子 扇天神そいてみもりし 175. ゆめのせの さめてみのるや やすいのこ おうぎてんじん そいてみもりし 夢の瀬の覚めて実るや安寝の子 扇天神添いて見守りし…

赤間への道は渡し舟

筑豊電鉄 遠賀野電停 街道追分 興玉神社 往時を偲ぶ 降ればなお先を憂えん旅人がたよるなじみの猿田彦さま 174. ふればなお さきをうれえん たびびとが たよるなじみの さるたひこさま 降れば尚先を憂えん旅人が頼る馴染みの猿田彦様 ふればな お さきをうれ…

大水に流れ着いた祠を崇めて

筑豊電鉄 感田電停 阿高神社 由緒を偲び言祝く 水禍なき末を願える婆々さまがおさげも見つらん大楠のえだ 173. すいかなき すえをねがえる ばばさまが おさげもみつらん おおくすのえだ 水禍無き末を願える婆々様がお下げも見つらん大楠の枝 すいかなき すえ…

凱旋皇后たちあかしの森

筑豊電鉄 楠橋電停 廣旗八幡宮 往古を偲ぶ 明ケ森や祝夜とさかる万古の火すめらきさきの髪も明かすか 172. あけがもりや しゅくやとさかる ばんこのひ すめらきさきの くしもあかすか 明ケ森や祝夜と盛る万古の火 皇后の髪も明かすか あけがもりや し ゅくや…

世界遺産の最寄り駅

筑豊電鉄 土手の内電停 遠賀川水源地ポンプ室 言祝く 歳ふれどなお水汲みて製鉄の冷持をになう室此処にたち 171. としふれど なおみずくみて せいてつの れいじをになう むろここにたち 歳古れど尚水汲みて製鉄の冷持を担う室此処に建ち としふれ ど なおみ…

ふるさとは唯一無二の宝なれ

筑豊電鉄 黒崎-直方 言祝く くくる地の路のにぎわいのさめてなお郷土の子らが駆けつぐあした 170. くくるちの ろのにぎわいの さめてなお きょうどのこらが かけつぐあした くくる地の路の賑わいの褪めて尚郷土の子らが駆け継ぐ明日 く くるちの ろ のにぎ…

南は山寺 元岡田宮にして元王子宮のます

筑豊電鉄 貞元電停 一宮神社 言祝く 清けきにだれ祀るやと詣でみし遠つ神代の王子の宮よ 169. さやけきに だれまつるやと もうでみし とおつかみよの おうじのみやよ 清けきに誰祀るやと詣で見し遠つ神代の王子の宮よ さ やけきに だ れまつるやと も うでみ…

群れなし眠る電車蔵

筑豊電鉄 黒崎車庫前電停 偲ぶ 悦なるは枕のごときここちよさ八尋む鉄路しらべゆかしく 168. えつなるは まくらのごとき ここちよさ やひろむてつろ しらべゆかしく 悦なるは枕の如き心地好さ八尋む鉄路調べゆかしく え つなるは ま くらのごと き こ こちよ…

寂寥の停車場に唸る変電所

筑豊電鉄 西山電停 変電所 言祝く 日夜なく静けき山に谷地ひらき狸に参らすほこら献てたり 167. にちやなく しずけきやまに やちひらき まみにまいらす ほこらたてたり 日夜無く静けき山に谷地拓き狸に参らす祠献てたり に ちやなく し ずけきやまに や ちひ…

念願の認可も峠越えは叶わず

筑豊電鉄 筑豊直方電停 直方-福岡 未成線 頓挫せし延伸計画を惜しむ 新堀の地をさすいさお汲むよすが歩廊の彼方埋みし夢か 166. しんぼりの ちをさすいさお くむよすが ほろうのかなた うずみしゆめか 新堀の地を指す勲汲む寄す処歩廊の彼方埋みし夢か しん…

有志が護るほたるの川辺

筑豊電鉄 筑豊香月電停 黒川ほたる祭り 言祝く 千々舞うは黒川ともす星の子か浮きつ沈みつ翠をえがき 165. ちぢまうは くろかわともす ほしのこか うきつしずみつ みどりをえがき 千々舞うは黒川燈す星の子か浮きつ沈みつ翠を描き ち ぢまえば く ろかわいだ…

素戔男さまの祭りにぎわうふれあい通り

筑豊電鉄 黒崎駅前電停 黒崎祇園山笠 言祝く 熊手さす路道はさかえ笹の月 綺羅かざる山 宵闇に映え 164. くまでさす ろみちはさかえ ささのつき きらかざるやま よいやみにはえ 熊手差す路道は栄え笹の月 綺羅飾る山 宵闇に映え く までさす ろ みちはさか …

春に秋に色う川辺

筑豊電鉄 三ヶ森電停 金山川 言祝く 花さかり虫もわらしもいでけるが温む金山 川べのみかさ 163. はなさかり むしもわらしも いでけるが ぬるむきんざん かわべのみかさ 花盛り虫も童も出でけるが温む金山 川辺の水嵩 はなさか り むしもわらし も いでける …

三菱化学の池の辺の市民公園

筑豊電鉄 森下電停 瀬板の森公園 言祝く 土も樹も肥ゆる道のりわたる橋のぞむは瀬板 水濃き森よ 162. つちもきも こゆるみちのり わたるはし のぞむはせいた みずこきもりよ 土も樹も肥ゆる道程渡る橋臨むは瀬板 水濃き森よ つちもき も こゆるみちの り わ…

狸逐えば灯る人家のあかり

筑豊電鉄 今池電停 八幡西区北筑 山を寂しみ新町を言祝く 池ながむ間に山隠れ家ならび慶す町名は耳にあらたし 161. いけながむ まにやまかくれ いえならび けいすまちなは みみにあらたし 池眺む間に山隠れ家並び慶す町名は耳に新し い けながむ ま にやまか…

よすがの知る辺 みたまの標

筑豊電鉄 穴生電停 鷹見神社 英霊碑 悼む あたら身を野辺に散らししおのこらは此の町の子よ吾が兄御前よ 160. あたらみを のべにちらしし おのこらは このまちのこよ わがあにごぜよ 可惜身を野辺に散らしし男らは此の町の子よ吾が兄御前よ あ たらみを の …

浪年は徒ならず 末の拵えなり

筑豊電鉄 西黒崎電停 北九州予備校黒崎校 祈る さきざきの禄ひらきたる薫習を志して咲かせや二年の桜 159. さきざきの ろくひらきたる くんじゅうを ししてさかせや にねんのさくら 先々の禄拓きたる薫習を志して咲かせや二年の桜 さき ざきの ろ くひらきた…

希望の丘に風も吹きなむ

筑豊電鉄 希望が丘高校前電停 言祝く 東風はふきうれしや春暮此につどう美し若子らが笑みさかす顔 158. こちはふき うれしやしゅんぼ こにつどう うましわこらが えみさかすかお 東風は吹きうれしや春暮此に集う美し若子らが笑み咲かす顔 こ ちはふ き う れ…

扇上りの急勾配

筑豊電鉄 通谷電停 言祝く 地の底に駆け降るがまた駆け登り轟たるいさお吊り掛けノート 157. ちのそこに かけおるがまた かけのぼり ごうたるいさお つりかけのーと 地の底に駆け降るがまた駆け登り轟たる勲吊り掛けノート ちのそこ に かけおるがま た かけ…

よすがを隠した住宅街

筑豊電鉄 東中間電停 新手五坑(扇浦炭鉱) 偲ぶ 陽が落ちて閉まりしヤマのなごりなき家居ならびたる町に陽が射し 156. ひがおちて しまりしやまの なごりなき かきょならびたる まちにひがさし 陽が落ちて閉まりしヤマの名残り無き家居並びたる町に陽が射し…

ひらたひしめく堀川水運

筑豊電鉄 筑豊中間電停 堀川 川ひらた 往時を偲ぶ 地をくだり黒き宝を堀川の海路さす舟かましひらたよ 155. ちをくだり くろきたからを ほりかわの うなじさすふね かましひらたよ 地を降り黒き宝を堀川の海路さす舟囂しひらたよ ち をくだり く ろきたから…

ひもろぎいわさか遺る元王子神社

筑豊電鉄 熊西電停 一宮神社 伝承を偲び言祝く 久遠だち詣でる后も にびのたま敷くひもろぎにいわれ偲ぶや 153. くおんだち までるきさきも にびのたま しくひもろぎに いわれしのぶや 久遠経ち詣でる后も鈍の玉敷く神籬に謂れ偲ぶや く おんだち ま でるき…

吊り掛けうなる黒筑の路

筑豊電鉄 言祝く ちんちんごう雲を追いつつ歩をつめて謡は妙音つりかけ詣で 049. ちんちんごう くもをおいつつ ほをつめて うたはみょうおん つりかけもうで ちんちんごう雲を追いつつ歩を詰めて謡は妙音吊り掛け詣で ち んちんごう く もをおいつ つ ほ を…

榊内侍は平家の姫なれ

永犬丸 榊姫神社 言祝く 隠らるる姫がこいざまおみなこのこしけのやまいすくわせたまえ 013. かくらるる ひめがこいざま おみなこの こしけのやまい すくわせたまえ 隠らるる姫が請いざま女子の帯下の病救わせたまえ かくらる る ひめがこいざ ま おみなこ …