折句三昧

土地を讃め 神を讃め よすがしるべの 折句うた

飯塚市

汽車呑めばあぎとに垂るる冷し水

筑豊本線 筑前内野駅 冷水峠 言祝く 馳駆したる漸駈の火車のうめきまし頂破なさむと祈ます冷水 296. ちくしたる ぜんくのかしゃの うめきまし ちょうはなさむと のますひやみず 馳駆したる漸駈の火車の呻きまし頂破なさむと祈ます冷水 ちく したる ぜん くの…

街道わきの句々迺智さま

筑豊本線 上穂波駅 阿恵 老松神社 言祝く 道ゆきを長みあえげばほいやりと御垣にのぞく木祖神さまかも 295. みちゆきを ながみあえげば ほいやりと みかきにのぞく きのおやさまかも 道行きを長み喘げばほいやりと御垣に覗く木祖神様かも み ちゆきを な が…

源満仲、海賊純友と対峙する

筑豊本線 天道駅 天道神社 由緒を言祝く 多田つ祖は賊を討ちてん加護なれと伏してあがまうむちのひるめを 293. ただつおやは ぞくをうちてん かごなれと ふしてあがまう むちのひるめを 多田つ祖は賊を討ちてん加護なれと伏して崇まう貴の日霊を ただつおや…

棄て石の燻りは絶えて草化粧

筑豊本線 飯塚駅 筑豊富士(旧住友忠隈炭鉱ボタ山) 言祝く 汽車路のいきかいに見えいづる峰に父母ただ隈なく思ほゆ 292. きしゃみちの いきかいにみえ いづるみねに かそいろはただ くまなくおもほゆ 汽車路の行き交いに見え出づる峰に父母只隈無く思ほゆ …

花冷えてわらしやさかる櫨の山

筑豊本線 新飯塚駅 勝盛公園 言祝く いつし世も勝盛に筒井筒つれ率てくるすえよ神慈あれかし 291. いつしよも かつもりにつつ いづつつれ いてくるすえよ しんじあれかし 何時し世も勝盛に筒井筒連れ率て来る末よ神慈有れかし いつしよも か つもりにつつ い…

太賀吉翁のささげもの

筑豊本線 浦田駅 旌忠公園 忠霊塔 悼む 國がため斃れし兄御の礼塔をうたてみ高雄の花そ色こき 290. くにがため たおれしあにごの らいとうを うたてみたかおの はなそいろこき 國が為斃れし兄御の礼塔をうたてみ高雄の花そ色濃き くにがため た おれしあにご…

へその子を半身にかくす夏越し舞

筑豊本線 鯰田駅 皇祖神社 夏越しの獅子舞 言祝く 夏越しの祭りの舞はずしやかにたのしかるらし皇母子も 289. なごししの まつりのまいは ずしやかに たのしかるらし すめらははこも 夏越しの祭りの舞はずしやかに楽しかるらし皇母子も な ごししの ま つり…

妻を亡くして八十余年

筑前国 穂波郡 内野宿 内野の大銀杏 言祝く 堂守のやもめいちもち大銀杏しとねしきしく秋そ寂しき 268. どうもりの やもめいちもち おおいちょう しとねしきしく あきそさびしき 堂守のやもめ逸物 大銀杏 褥 頻敷く秋そ寂しき どうもり の やもめいちも ち …

皇后を慕いてありしと里名は伝う

筑前国 穂波郡 飯塚宿 曩祖八幡宮 土地名の由緒を言祝く いつしにもいづちに散れど会せむと花にやいつく曩つ祖らは 267. いつしにも いづちにちれど かいせむと はなにやいつく さきつおやらは 何時しにも何方に散れど会せむと花にや斎く/居着く/居憑く曩つ…

人の築きし筑豊富士

飯塚 旧住友忠隈炭鉱ボタ山 筑豊富士に祖を偲び言祝く 煤まとい母らがふるいわけばいづボタをつむ丘富士とそびゆる 048. すすまとい ははらがふるい わけばいづ ぼたをつむおか ふじとそびゆる 煤纏い母らが振るい分けば出づボタを積む丘富士と聳ゆる すすま…