折句三昧

土地を讃め 神を讃め よすがしるべの 折句うた

黒崎

しるべひかめく宵くらむ山の影

鹿児島本線 黒崎駅 駅前ペデストリアンデッキ 言祝く 綺羅の陽を逆方にかけし楼硝子 空中歩廊に蒼を差してき 383. きらのひを さかえにかけし ろうがらす くうちゅうほろうに あおをさしてき 綺羅の陽を逆方にかけし楼硝子 空中歩廊に蒼を差してき き らのひ…

熊鰐に見せたき化学の狼煙

八幡西区 黒崎 三菱化学 紅白煙突 言祝く 赤く白くまとう祝きいろのろし傘 蒼な天つき熊の地に立つ 350. あかくしろく まとうほきいろ のろしがさ あおなあめつき くまのちにたつ 赤く白く纏う祝き色狼煙傘 蒼な天突き熊の地に立つ あかくしろ く まとうほき…

けんか山よと 鉦太鼓 舁きものぼする 回し練り

八幡西区 黒崎 黒崎祇園山笠 言祝く 沓の音の路にあふれてはさかり鳴る響鼓の宵よ今日こそよらめ 349. くつのとの ろにあふれては さかりなる きょうこのよいよ きょうこそよらめ 沓の音の路に溢れては盛り鳴る響鼓の宵よ今日こそ寄らめ く つのとの ろ にあ…

大坂の桐は絶えにき 元和偃武

八幡西区 黒崎城 元和元年(1615年)廃城 偲ぶ 海べりの九郎の城はさながらに桐の花をなみはかなくなりにき 348. うみべりの くろうのしろは さながらに きりのはなをなみ はかなくなりにき 海縁の九郎の城は宛らに桐の花を無み果無くなりにき うみべりの く…

明治六年に改姓 贈従五位 宇都宮正顕

筑前国 遠賀郡 黒崎宿 旅籠 櫻屋 櫻屋主人 古海東四郎を偲ぶ 公卿にも楼に宿りし櫻屋は勤皇あつみ正と顕る 265. くぎょうにも ろうにやどりし さくらやは きんのうあつみ まさとあらわる 公卿にも楼に宿りし櫻屋は勤皇厚み正と顕る く ぎょうにも ろ うにや…

勤皇の志士 御用達の旅籠

筑前国 遠賀郡 黒崎宿 旅籠 櫻屋 偲ぶ 一新の國のあしたの論つはき櫻の宿は霧ふかめけむ 264. いっしんの くにのあしたの ろんつはき さくらのやどは きりふかめけむ 一新の國の明日/朝の論唾吐き櫻の宿は霧深めけむ いっしんの く にのあしたの ろ んつはき…

大狼煙 蒼に呑まれき 雲ならず

黒崎 藤田 三菱化学 紅白煙突 言祝く ふりさけば盛土の島にたなびける化学の煙や溶くる己つ故 243. ふりさけば じょうどのしまに たなびける かがくのけむや とくるおのつけ 振り放けば盛土の島に棚引ける化学の煙や溶くる己つ故 ふ りさけば じ ょうどのし…

添うて聞きたき昔語り

八幡西区 藤田 春日神社 偲ぶ 振り建てし入魂の町をたかきより之房公も見つつあるらし 242. ふりたてし じこんのまちを たかきより ゆきふさこうも みつつあるらし 振り建てし入魂の町を高きより之房公も見つつ在るらし ふ りたてし じ こんのまちを た かき…

松寿丸 生い成る黒崎大明神

八幡西区 藤田 春日神社 言祝く 船泊てし城下のみちをたどりなば春日の宮の花そ和ぎなむ 241. ふなはてし じょうかのみちを たどりなば かすがのみやの はなそなぎなむ 船泊てし城下の道を辿りなば春日の宮の花そ和ぎなむ ふ なはてし じ ょうかのみちを た …

城を廃して宿場興る

筑前国 長崎街道 黒崎宿 偲ぶ 海をつく九郎が端城 退けばささ人馬ざざめき宿場しさからむ 240. うみをつく くろうがはじろ ひけばささ じんばざざめき しゅくばしさからむ 海を衝く九郎が端城 退けば然々人馬ざざめき宿場し盛らむ うみをつ く くろうがはじ …

北九州 上古の英雄

熊手宮 崗の県主の祖 熊鰐 奉る くきの海にますらおのこの出にしけり崗も喰らえば熊鰐とよぶらし 239. くきのうみに ますらおのこの でにしけり おかもくらえば わにとよぶらし 洞海にますら益荒男の出にしけり崗も喰らえば熊鰐と呼ぶらし く きのうみに ま …

宿場町に遷座なされし熊の宮

黒崎 岡田神社 神日本磐余彦(かむやまといわれひこ) 言祝く 大事なす神日本なる王子御の謂われひこひく岡田宮なれ 238. だいじなす かむやまとなる おうじごの いわれひこひく おかだぐうなれ 大事為す神日本なる王子御の謂われひこ引く岡田宮なれ だ いじ…

街道筋の傘の下 赤い鳥居の猿田彦

黒崎 くまで通り商店街 興玉神 言祝く 熊手路に詣で来るたびのどちひとり興玉さまやりはつなるかも 236. くまでじに までくるたびの どちひとり おきたまさまや りはつなるかも 熊手路に詣で来る度/旅のどち一人興玉様や利発なるかも く までじに まで くる…

草むして石くれひとつ湊跡

北九州市八幡西区 舟町 黒崎湊跡 偲ぶ 難波へと来たる人しなさにしげみ浪華みちひく洞の青海 211. なにわへと きたるひとしな さにしげみ ろうかみちひく くきのあおうみ 難波へと来たる人品然に繁み浪華道曳く洞の青海 なにわへ と き たるひとし な さ に…

素戔男さまの祭りにぎわうふれあい通り

筑豊電鉄 黒崎駅前電停 黒崎祇園山笠 言祝く 熊手さす路道はさかえ笹の月 綺羅かざる山 宵闇に映え 164. くまでさす ろみちはさかえ ささのつき きらかざるやま よいやみにはえ 熊手差す路道は栄え笹の月 綺羅飾る山 宵闇に映え く までさす ろ みちはさか …

浪年は徒ならず 末の拵えなり

筑豊電鉄 西黒崎電停 北九州予備校黒崎校 祈る さきざきの禄ひらきたる薫習を志して咲かせや二年の桜 159. さきざきの ろくひらきたる くんじゅうを ししてさかせや にねんのさくら 先々の禄拓きたる薫習を志して咲かせや二年の桜 さき ざきの ろ くひらきた…

1玉90円の官能味楽

黒崎・小倉 パンと洋菓子のシロヤ サニーパン 言祝く くがね地に乳の香染み染むやわ肌を路に噛み食めばしずるしずくしず 148. くがねじに ちのかしみしむ やわはだを ろにかみはめば しずるしずくしず 黄金地に乳の香染み染む柔肌を路に噛み食めば垂ずる滴垂…

たなびく煙に風を知る

北九州市八幡西区 黒崎 三菱化学 紅白煙突 三柱 言祝く 熊の地の路にしるべあれば傘とたつ希祝の柱よ色やめでたし 146. くまのちの ろにしるべあれば さんとたつ きしゅくのはしらよ いろやめでたし 熊の地の路に標在れば傘と立つ希祝の柱よ色や目出度し く …

古湊に偲ぶ幕末の政変

北九州市八幡西区 舟町 五卿上陸地の碑 偲び言祝く 吹き荒れし波七難もまつろわず地に立ち明かす五卿のよすが 138. ふきあれし なみしちなんも まつろわず ちにたちあかす ごきょうのよすが 吹き荒れし波七難も服わず地に立ち明かす五卿の縁 ふ きあれし な …

歳松の二張りばかりのこりけり

曲里の松並木 長崎街道 黒崎宿 往古の松にかしこみ、あたらしき並木に言祝く くきの海を路の背に負えば先にまつ樹々は曲里の並木なりけり 052. くきのうみを ろのせにおえば さきにまつ きぎはまがりの なみきなりけり 洞海を路の背に負えば先に待つ樹々は曲…

赤電車 去り足ばかりはやかりき

西鉄北九州線 砂津 - 黒崎駅前 1992年10月24日 廃止 終の日を思う 過ぎしともなおなつかしき終の朝 埋けし轍路鈍とひかめく 019. すぎしとも なおなつかしき ついのあさ いけしわだちろ にびとひかめく 過ぎしとも尚懐かしき終の朝 埋けし轍路鈍とひかめく …

胃腑 空なればサニー喰うなり

黒崎 シロヤベーカリー サニーパン 言祝く くうなれば路にかぐわしきサニーなる貴偉のたまにて腹をぞみたさん 009. くうなれば ろにかぐわしき さにいなる きいのたまにて はらをぞみたさん 空 / 喰う なれば路に芳しきサニーなる貴偉の玉にて腹をぞ満たさん…